骨密度の低下は骨折や寝たきりのリスクの増加に!
骨の形成に必要な栄養素
カルシウム、マグネシウム、ビタミンK2、ビタミンD
骨に必要な栄養素でまず思い浮かぶものは”Caカルシウム”です。
腸内でカルシウムとリンが吸収されることで、骨ではリン酸カルシウムとして存在します。
”ビタミンD”は腸でのカルシウムやリンの吸収を助ける働きがあります。
”ビタミンK2”は骨基質の形成に必要でカルシウムを骨に定着させる働きがあります。
カルシウムは筋肉収縮や心臓拍動、神経の伝達にも必要とされており、Caの血中濃度が低下すると骨より溶かすことで安定を図ります。
カルシウムの摂取不足が続くと骨が弱くなるのはこのためだと考えられます。
筋肉が痙攣する足をつるなどの症状が出てきたら要注意ですので食事に気を付けるようにしましょう。
骨に必要な栄養素が含まれる食品
カルシウム :牛乳 小魚 海藻 大豆 など
マグネシウム:ごま 納豆 ひじき 玄米 など
ビタミンD :いわし たまご シイタケ うなぎ など
ビタミンK2 : 緑黄色野菜 レタス 海藻 大麦若葉 発酵食品など
ビタミンDは日光に当たることでも体内で合成されるので、外出しない方は食事での摂取を心がけましょう。
適切な食事と適度な運動
骨は新陳代謝の過程で破壊と再生を繰り返すことで形成されます。適度な運動をすると骨は破壊され、さらに強固な骨を形成されます。
1日30分以上の軽い運動、およそ8000歩を目安とした散歩を心がけると骨密度低下の予防となります。