血管年齢とは?
実年齢と比較して血管が老化しているのかを判断する目安になり、一般的に動脈硬化の進行についていいます。
では、血管年齢が高いとどうなるのでしょうか?
血管壁にコレステロールが付着すると血管内の通り道は細くなるので血流が悪くなります。この状態が進行すると血管が詰まってしまいます。血管が詰まる場所が脳で起これば”脳梗塞”、心臓で起これば”心筋梗塞”となります。
血管年齢を上げる食品
血管年齢を上げる代表的な食品にトランス脂肪酸があげられます。これはファストフードやスナック菓子、マーガリンなどに多く含まれる脂肪で善玉コレステロールを下げ悪玉コレステロールを上げる作用があると言われます。悪玉コレステロールが血液中に増えると酸化して血管内壁に付着しやすくなります。血管内に付着した悪玉コレステロールは血管内を塞ぐようになり、血流を悪くしてしまいます。
これらにより、血流が悪くなると末梢血管などに血液が行きにくくなり肩こりや冷え性、しびれなどの症状の原因となります。さらに悪化すれば動脈瘤となり、これが破裂すれば脳内出血などにも発展しかねません。
油を摂取する際は、サラダ油に含まれるリノール酸にも気を付けましょう。リノール酸は体内にはいるとアラキドン酸という炎症を引き起こす物質に変わります。血管が炎症を引き起こすと動脈硬化の進行を早めることにもつながります。
血管年齢を下げる食品
血管年齢を下げる食品にはオメガ3脂肪酸に分類されるαリノレン酸やEPA・DHAなどがあります。これらは血中の悪玉コレステロールや中性脂肪を下げる効果があるとされています。αリノール酸はくるみやアーモンドなどナッツ類、亜麻仁油などに多く含まれます。
EPA・DHAはカツオやさんま、いわしなどの”青魚”に多く含まれています。
EPA・DHAの様々な効果
DHA
- 血液の粘度を下げる
- 炎症やアレルギーを抑える効果
- アレルギー性皮膚炎
- 生理痛の改善
- 脳内血流改善
- 記憶力や学習能力の向上
- 認知症の予防
EPA
- 血管を柔軟にする
- 抗うつ作用
- 中性脂肪を下げる
- 抗炎症作用
- 眼精疲労の軽減
などの効果があるといわれてます。
これらの栄養素などをバランス良く摂ることで血管年齢を下げるように気を付けるようにしましょう。
普段の食事で摂取することが難しいと考えられる方にはサプリメントなども上手に活用しましょう。
お客様の症状や体質にあわせてお薬や健康食品をお選びしておりますので、お気軽にご相談ください。